しゅりの森自然農園(はなしがいたまご)
高知県三原村で、里と鶏の未来を守る藤田守さん
高知県幡多郡三原村の山里で「しゅりたま」を育てるのは、しゅりの森自然農園の藤田守さんです。農園名の「しゅり」は、高齢化と過疎化が進む里を守りたいという「守里」の想いに由来します。藤田さんは2002年、電気もガスも水道もない旧集落跡へ移住し、鍬や鎌を手に荒れ地を開墾。鶏舎や水路も自ら整え、放し飼い養鶏を一から築きました。かつて「しゅりたま」は多くの支持を集め、長い予約待ちが生じるほど知られる存在になりましたが、野生動物や台風の被害で鶏を失い、2019年に農場を閉園。それでも「もう一度食べたい」という声に背中を押され、5年の時を経て再挑戦を決意しました。
原点にあるのは、昔も今も「わが子に食べさせたいものをつくり、お客様へ届ける」という揺るぎない基準です。自然の厳しさと向き合いながら、鶏の命と地域の未来を守る。過疎の里に再び人と仕事を呼び戻したいという願いも胸に、藤田さんは森の養鶏場づくりを進めています。しゅりたまには、藤田さんの人生と覚悟が込められています。
原点にあるのは、昔も今も「わが子に食べさせたいものをつくり、お客様へ届ける」という揺るぎない基準です。自然の厳しさと向き合いながら、鶏の命と地域の未来を守る。過疎の里に再び人と仕事を呼び戻したいという願いも胸に、藤田さんは森の養鶏場づくりを進めています。しゅりたまには、藤田さんの人生と覚悟が込められています。
しゅりたまは、どのような環境と飼料で育てられている?
しゅりの森自然農園では、鶏が鶏らしく動き、食べ、休める環境づくりを重視しています。藤田さんは鶏たちを「娘」と呼ぶところに鶏たちに対する姿勢が現れています。鶏舎やケージに閉じ込めるのではなく、寝る時や産卵時、食事の時間以外は、屋内や屋外である森の中を自由に歩ける放し飼い養鶏を目指しています。
飼料には、四万十川流域を中心とした半径100km以内の原材料を100%使用することを目指し、現在農園から半径50km以内の地域資源で85%使用しています。四万十市のお米と醤油粕、宿毛市のおから、土佐清水市の宗田節と化石サンゴ、近隣地域の米ぬか、大月町の備長炭、三原村の茶葉などを組み合わせ、気温や湿度、鶏の体調を確認しながら栄養計算のうえ毎朝ブレンドしています。
水は山の水源から引き、サンゴや備長炭、麦飯石などでゆっくりとろ過。産卵が集中する朝は鶏舎への出入りを控え、静かに見守ります。暑い時期には給餌時間や量も細かく調整し、産卵後には水分やビタミンを補える葛や桑、茶葉なども活用。日没前の涼しい時間に必要な量だけを与えます。鶏の自然な生活リズムに人が合わせることで、余計なストレスを減らし、健やかな卵づくりを支えています。
飼料には、四万十川流域を中心とした半径100km以内の原材料を100%使用することを目指し、現在農園から半径50km以内の地域資源で85%使用しています。四万十市のお米と醤油粕、宿毛市のおから、土佐清水市の宗田節と化石サンゴ、近隣地域の米ぬか、大月町の備長炭、三原村の茶葉などを組み合わせ、気温や湿度、鶏の体調を確認しながら栄養計算のうえ毎朝ブレンドしています。
水は山の水源から引き、サンゴや備長炭、麦飯石などでゆっくりとろ過。産卵が集中する朝は鶏舎への出入りを控え、静かに見守ります。暑い時期には給餌時間や量も細かく調整し、産卵後には水分やビタミンを補える葛や桑、茶葉なども活用。日没前の涼しい時間に必要な量だけを与えます。鶏の自然な生活リズムに人が合わせることで、余計なストレスを減らし、健やかな卵づくりを支えています。
濃厚なのに生臭さがなく、素材の味を引き立てる卵
「しゅりたま」は、放し飼いで健やかに育った鶏が産む、生命力豊かな卵です。割った瞬間に目を引くのは、盛り上がりのある黄身と、料理に映える深い色合い。黄身の色は、一般的な着色目的の添加物は一切使用せず、鶏たちの健康と美容を考え、独自の自家配合飼料によって、その色の濃さを実現しています。
味わいは濃厚でありながら、生臭さがなく、後味は驚くほどすっきり。卵だけが前に出るのではなく、米やだし、野菜など一緒に使う素材の味を生かしながら、旨みとコクを静かに重ねてくれます。試食では、卵かけご飯にした際、ご飯の甘みを損なわず、少量の醤油だけで十分に美味しいという印象がありました。黄身の力強さ、白身の素直な風味、食後に残る清らかな余韻は、飼料、水、環境、日々の観察を積み重ねた結果です。派手な濃さではなく、毎日食べても飽きにくい上質な濃厚さ。和食にも洋食にも自然になじみ、料理全体の品格を一段引き上げてくれることが、しゅりたまの持ち味です。
味わいは濃厚でありながら、生臭さがなく、後味は驚くほどすっきり。卵だけが前に出るのではなく、米やだし、野菜など一緒に使う素材の味を生かしながら、旨みとコクを静かに重ねてくれます。試食では、卵かけご飯にした際、ご飯の甘みを損なわず、少量の醤油だけで十分に美味しいという印象がありました。黄身の力強さ、白身の素直な風味、食後に残る清らかな余韻は、飼料、水、環境、日々の観察を積み重ねた結果です。派手な濃さではなく、毎日食べても飽きにくい上質な濃厚さ。和食にも洋食にも自然になじみ、料理全体の品格を一段引き上げてくれることが、しゅりたまの持ち味です。
まずは醤油を控えた卵かけご飯で、黄身のコクを味わう
まず味わっていただきたいのは、炊きたてのご飯にのせる卵かけご飯です。しゅりたまは生臭さが少なく、濃厚でありながら後味が軽いため、ご飯の甘みや香りを覆い隠しません。むしろ米の美味しさを引き立てながら、黄身のコクを重ねてくれます。醤油は最初から多くかけず、数滴ずつ加えるのがおすすめ。上質な塩をひとつまみ、または削り節や刻み海苔を少量添えるだけでも十分です。
半熟のゆで玉子にすれば、黄身の色ととろみが際立ち、塩を一振りするだけで完成した一品に。だし巻き卵や茶碗蒸しでは、だしの風味を損なわず、卵の旨みが料理全体をふっくらとまとめます。カルボナーラ、親子丼、すき焼きのつけ卵など、黄身の濃さを生かす料理にも好相性です。まずは調味料を控えめにして、卵そのものの香りと余韻を確かめてください。常温で配送し、届いたら冷蔵庫で保管してください。生食は表示された賞味期限内に。期限を過ぎた場合や体調が気になる方は、中心まで十分に加熱してお召し上がりください。
半熟のゆで玉子にすれば、黄身の色ととろみが際立ち、塩を一振りするだけで完成した一品に。だし巻き卵や茶碗蒸しでは、だしの風味を損なわず、卵の旨みが料理全体をふっくらとまとめます。カルボナーラ、親子丼、すき焼きのつけ卵など、黄身の濃さを生かす料理にも好相性です。まずは調味料を控えめにして、卵そのものの香りと余韻を確かめてください。常温で配送し、届いたら冷蔵庫で保管してください。生食は表示された賞味期限内に。期限を過ぎた場合や体調が気になる方は、中心まで十分に加熱してお召し上がりください。