甲（きのえ）さざえは、鳥取県大山の麓にある御崎漁港で獲れます。すべて漁師が素潜りでとったもの。美しい海で育ったこのさざえは、身はコリコリと歯ごたえがあり甘みがあって磯の香りが清々しい。美味しい海藻を食べて育っているので肝はホロ苦くて旨みが凝縮しています。

獲るのは漁師の中村さん。出身は関東ですが、鳥取県に移住して漁師になりました。なんといってもこの海の魅力にとりつかれているのが中村さんご自身。美しい海に美味しい海の幸。魅力がもりだくさんの土地です。さざえは獲ったものを海中で砂抜きしてから発送します。届いても生きている新鮮な状態です。

中村隆行さんは鳥取県に移住して素潜り漁師になりました。２６歳の冬、「とっとり田舎暮らし体験事業」に出会い、素潜り漁師の後継者となります。親方について１年間、厳しい修行を経て、県の漁業担い手育成研修を３年間受けた後、独立しました。
中村さんはこの海の幸の美味しさを知っていただくため、素潜り・手捕りにこだわっています。深いところでは７ｍ近くまで潜り、手で獲っています。厳冬期も写真の桶一つで海岸から泳いでいき、そこから素潜りして天然さざえを獲っていきます。過酷な作業です。

霊峰『大山』からの清流
甲さざえは鳥取が誇る霊峰『大山』から流れる甲川が注ぎ込む一帯で育ったものだけを手捕りしています。大山は大自然に恵まれ、その自然から生まれる様々な栄養分豊富な水が海へと流れこんでいます。その水でそだった美味しい海藻類を甲さざえがエサとしています。きれいな水と美味しいエサで育っているからこそ、サザエそのものの味も洗練され濃厚なものとなります。

素潜り・手捕りのこだわり
水深７ｍまでは素潜りでしか獲ってはいけない決まりになっています。この水深７ｍは海岸から５０ｍから１００ｍの海域で、そこで育つ海藻類は柔らかく、川からの栄養分も豊富で美味しいのです。その海藻類がそのまま甲さざえのエサとなっています。

漁師中村厳選の証『群青の輝き』
新鮮、極上のサザエは殻の口に郡青の輝きを持っています。中村さんは自ら手捕りしたさざえを海中で砂抜きしてから発送します。新鮮な状態で届きますので、届いたときはまだ生きています。

天然サザエはなんといっても、その凝縮された磯の香りをお楽しみいただけるのが最大の魅力です。特に厳選とさせていただいている小ぶりな姫サザエはその美味しさが凝縮されています。

つぼ焼きや塩水で茹でてお召し上がりいただければ、プリっとした食感とあふれる磯の香りをご堪能いただけます。新鮮なので刺身でもお召し上がりいただけます。
大きいサイズを選んだセットは調理向きです。身を取り出して、さざえご飯や旨煮などでお楽しみください。