種なし柿の品種は２種類あります。“平種なし柿”と“刀根柿”です。出荷時期は、9月上旬から11月上旬までです。前半は平種なし柿、後半は刀根柿が出荷となります。どちらも甲乙つけがたい美味しさです。品種のご希望をいただいても、希望に沿えない場合がございますのでご了承ください。

種なし柿は渋柿です。そのままでは渋くて食べられません。脱渋と呼ばれる渋味を抜く作業が必要となります。その方法にはアルコール脱渋や炭酸ガス脱渋といった方法がとられます。堀内果実園では、設備や手間がかかりますが、美味しさを重視して炭酸ガス脱渋を行っています。甘味が強く、風味の良い柿に仕上がります。

堀内果実園は奈良県五條市西吉野町にあります。吉野地方は古くからの柿の名産地。標高差が100mから400mある傾斜地で栽培されていて、収穫期には適度な寒暖差があり、美味しい柿ができる自然に恵まれた土地です。
堀内果実園は、この吉野の地で100年以上続く柿農家です。園内には樹齢100年を超える柿がいまだ現役で栽培されています。古くからの伝統を守りながらも、その栽培は常に進化を続けています。園主の堀内俊孝さんは、安心安全な柿を食べていただきたいという想いから、一般的には多くの化学農薬や化学肥料を使う柿において、減化学農薬・減化学肥料で栽培した特別栽培を実践しています。また、渋柿にあたる種なし柿では、より美味しさを追究して、渋抜きに手間と費用がかかる炭酸ガス脱渋を行っています。安心と美味しさの両方を追究する柿が堀内果実園のこだわりです。

奈良県の南部に位置する吉野地方は、柿園が広がる名産地。また、世界遺産に指定されている吉野山を有し、桜の名所としても有名です。
豊かな自然が美味しい柿を育みます。起伏の大きい地形は水はけがよく、収穫となる秋には昼夜の寒暖差が大きく、柿に甘味をもたらします。
堀内果実園は西吉野に位置し、深い山中に園地を構えています。

堀内果実園では、安心安全で美味しい柿作りを心がけられています。堀内果実園では特別栽培の認証を受けています。特別栽培は、化学農薬と化学肥料の散布を通常の半分以下に抑えた栽培を県が認証したものです。手間やリスクをかかえて、特別栽培の認証を受けるのは、子どもが安心して食べられるものを作りたい、自然を相手にする農業だからこそ次世代に続くよう安全で永続的な仕事をしたいという想いが込められているからです。