神奈川県小田原市曽我は梅の名所で、開花時期には沢山の人で賑わいます。
小田原市はオリジナル品種「十郎梅」を開発するなど地域全体で梅栽培を盛り上げています。

あすなろファームが特に力を入れているのが杉田梅。曽我に古くからある品種です。
クエン酸含有量が豊富で身体に良い反面、酸味が強く、甘みが好まれる流行に押されて生産量が減ってしまいました。それがまた近年の健康ブームから見直されはじめています。あすなろファーム代表の上島さんはいち早くこの品種に注目し、栽培に力を入れてきました。その他に、白加賀梅や十郎梅も栽培しています。

あすなろファームでは、2008年の就農から農薬や化学肥料を一切使用していません。それを支えているのが循環型農法です。
山からとった落ち葉の堆肥、米ぬかや牡蠣殻石灰の肥料、園内の伐採木やもみ殻から作った灰など自然界のあらゆるものを土に還元しています。人間に必要なミネラル分である海藻や鉄片も堆肥に入れています。人も畑も一緒で、栄養のあるものを食べて健康を保つのと同じように、状態の良い肥沃な土壌では栄養価が高く美味しい作物が育つと教えてくれました。

あすなろファームでは4種の梅を育てています。品種によって特徴が異なります。お好みに合わせてお選び下さい。

【小梅】一番早い時期に収穫できる小さな梅です。カリカリ梅にしたり、醤油漬けに向きます。小さいので小さな瓶で漬けられ、ちょっとしたお裾分けにもピッタリです。

【白加賀】大ぶりで実が肉厚、しっかりした硬さがあるので、梅酒や梅シロップなどに向いています。収穫期は5月下旬頃からです。

【杉田】果肉が柔らかく、コクがあります。クエン酸含有量が多いのも特徴です。梅干しから、梅酒、梅エキスや梅ジャムなど、幅広く使えます。6月上旬から中旬に出荷します。

【十郎】果肉が厚く種が小さいので可食部が多く、梅干しにおすすめです。実は柔らかく、皮が薄いので口当たりが良い梅干しに仕上がります。6月中旬から下旬に出荷します。

あすなろファームの梅は、農薬や化学肥料を一切使用しておりません。黒い斑点や傷が多く見られます。また収穫時にはキレイな状態でも、熟すほどにそれらが目立つようになってきます。これは黒星病やスス病という梅表面にできる病気で、無農薬栽培では完全に防ぐことはできません。食べても人間の身体に害はありませんが、キレイな見た目を重視される方には向きません。御理解の上、お買い求め下さい。

常温でお届けします。日持ちしないので、なるべく早めにお使い下さい。青梅でも数日間で熟して黄色っぽく変色し柔らかくなります。

※表面に黒い斑点や傷がありますが、味に影響はありません。収穫時期や気温によって実が柔らかくなり、配送時に多少潰れていることがあります。ご了承の上お買い求め下さい。