広島県大崎上島で農園「農粋つかさ庵」を営む佐々木さんご夫妻。2010年にこの島へ移り住んで以来、ずっと農薬や化学肥料を一切使用せずにレモンの栽培を続けられています。

広島県は国産レモンのシェア50％以上を誇り、その中でも瀬戸内海に浮かぶ大崎上島は特にレモン栽培が盛んな土地です。とはいえ、国産レモンは現在日本に出回っているレモンの約1割しかありません。輸入品の多くは輸送に時間がかかるために防カビ剤などが使用されており、健康面への影響が危惧されています。

佐々木さんの作るレモンは、農薬・化学肥料・畜産堆肥・除草剤・防腐剤の全てを一切使っていません。レモンティーや、皮ごと煮こむマーマレード作りなどにも安心してお使いいただけます。
もちろん、生で絞ってお水やお酒で割ったり、お料理に使っても美味しいです。
注文が入るまで木に成らせたまま置いているので、程よく酸味が抜けて濃厚でマイルドな味です。

広島駅から電車やバス、フェリーを乗継ぎ到着したのは瀬戸内海に浮かぶ島、大崎上島。フェリーを降りると小さなトラックで出迎えてくれたのは農粋つかさ庵の佐々木さんご夫妻です。ご主人は元々、建設関係の仕事に就き、都心や国外でバリバリ活躍していたそうですが、病気をきっかけに「50歳で仕事をやめて農業をやる！」と決めて、2010年に大崎上島へ移り住み就農しました。以来、ずっと農薬、殺菌剤、除草剤、化学肥料は一切使わずにレモンやブルーベリーを中心に、安心安全な農作物の栽培を続けられています。今後の目標は土壌を整えて、無肥料で柑橘を育てること。佐々木さんの試行錯誤は今後も続きます。テキパキとしていてご主人の作るフルーツの魅力をとても熱心に伝えてくれる奥様と、少しシャイで畑やレモンの栽培方法についてとつとつと語ってくださる優しく熱いご主人、対照的でとても素敵なお二人です。

大崎上島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島ですが、実は大手ジャムメーカーを支えている柑橘とブルーベリーの一大産地です。
島の奥まで進むと、柑橘の木々が生い茂っています。命綱をつけて作業をする方がいるというほどの急斜面に並ぶ木々には、夏の間太陽の光がたっぷりと降り注ぎます。温暖で雨が少なく、風も穏やか。雨風によって傷がついたり病気にかかりやすいレモンにとっては、まさに最良の土地なのです。

佐々木さんのレモンは、レモンなのでもちろん酸っぱいのですが、その奥に甘みがあるのが特徴です。マイルドな酸味なので、シンプルに水や炭酸水で割るととても美味しいです。
その美味しさのひみつは木成り。レモンは通常、ある程度熟したら霜が降りる前に収穫して屋内に保管しておくのですが、佐々木さんの農園では注文が入るまで、レモンを木に成らしたままにしています。なので、通常のレモンに比べ、程よく酸味が抜けて濃厚でマイルドな味です。また発送直前に収穫するのでフレッシュな香りを残したままお客様のもとへお届けできるのです。

農園へ足を踏み入れると、地面は雑草が生い茂り、とてもふかふかした感触です。
農園を始めて以来ずっと、農薬、化学肥料は一切使用せずに、有機肥料も原料が遺伝子組み換えでないとはっきり言えるものしか使用していません。有機JASなどの基準にとらわれず、きちんとご自身で信頼できる肥料を選んで使用しています。

佐々木さんの徹底したこだわりが詰まったレモンは、某有名レストランのシェフも太鼓判を押す一級品です。

農粋つかさ庵のレモンは農薬を使用していないので、表面に傷や黒点が多々あります。
正直見た目は良くないのですが、これは農薬を使っていない証拠でもあります。もちろん、人間の体には無害です。
取れる汚れもありますので、使う前に良くこすって水で洗い流してみてください。
皮のきれいめなものはジャムなどに、傷が多いものは皮ごと漬ける果実酒やシロップ作りに。それぞれに適した使い方を考えるのも、楽しみのひとつと捉えていただけたらと思います。

10月中旬から発送するレモンは果皮が緑色のグリーンレモンです。
青く爽やかな香りは新鮮なままお届けできる国内産だから味わえる美味しさです。

※収穫時期は10月から梅雨入り前までですが、シーズン終盤になるにつれて傷などが増えることをご了承ください。

ダンボールの鮮度保持箱に詰めてお届けします。
個数やサイズにバラつきがあります。ご理解の上、お買い求めください。

※こちらの商品は注文を受けてから収穫をします、また天候によっては果実が痛むため、収穫を後日に見送る場合もございます。発送までにお時間かかりますことをご了承の上お買い求めください。
※離島からの発送となりますので、天候が悪いとフェリーの運行が中止となり、商品配送までにお時間を頂く場合がございます。