高田商店(揖保乃糸)
室町時代から続くそうめん造り
揖保乃糸は兵庫県たつの市を中心とした西播磨地域で受け継がれる伝統的なそうめんです。江戸時代には作り手が集まり、品質を保つため取り決めをかわしました。その頃より高品質なそうめんとしてそのブランドを築いてきました。
揖保の糸はその品質と細さで帯の色が異なります。ベーシックなものは赤帯で太さが0.7~0.9mm。特級品の黒帯は一段細く、0.65~0.7mm。細くなるほど製造が難しく、限られた熟練の職人のみが造り上げます。
揖保の糸はその品質と細さで帯の色が異なります。ベーシックなものは赤帯で太さが0.7~0.9mm。特級品の黒帯は一段細く、0.65~0.7mm。細くなるほど製造が難しく、限られた熟練の職人のみが造り上げます。
特級品黒帯の美味しさの秘密
一般的にそうめんと呼ばれるものは太さが1.3mm以下のもの。手延べそうめんは1.7mm以下のものとなります。その中で揖保乃糸の黒帯は、0.65~0.7mmという細さ。揖保乃糸の中でも、段違いに滑らかな舌ざわりで、歯切れよくしっかりとしたコシがあります。細さもそろっているため、茹でによるバラつきもほぼありません。
また、上質の原料小麦粉を使用し、そうめんが最もおいしく仕上がる厳寒期(12月〜翌年2月)にのみ製造されています。小麦粉の風味と旨みが感じられるそうめんです。
また、上質の原料小麦粉を使用し、そうめんが最もおいしく仕上がる厳寒期(12月〜翌年2月)にのみ製造されています。小麦粉の風味と旨みが感じられるそうめんです。
熟成と延ばしを繰り返してできる特級品
極細なのにコシがあるのは、熟練の職人が揖保乃糸特有の製法で造っているため。
小麦粉と食塩水を混ぜ合わせた麺生地を伸ばして1本のそうめんへと造り上げます。短時間で強引に細く引き延ばすと切れてしまいますので、縄のように縒り(より)をかけながら延ばし、熟成した後、また再び延ばします。
揖保乃糸は、この熟成と延ばしの工程を数回繰り返し丹念に作り、製品になるまで11工程を要します。
小麦粉と食塩水を混ぜ合わせた麺生地を伸ばして1本のそうめんへと造り上げます。短時間で強引に細く引き延ばすと切れてしまいますので、縄のように縒り(より)をかけながら延ばし、熟成した後、また再び延ばします。
揖保乃糸は、この熟成と延ばしの工程を数回繰り返し丹念に作り、製品になるまで11工程を要します。
そうめんはゆで方が命
ゆで時間は1分半から2分。たっぷりのお湯で茹でること。
1.大きめの鍋で沸騰したお湯の中にかたまらないように入れます。2束100gに1リットルのお湯が目安です。たくさん入れすぎると温度が下がりすぎてしまいます。
2.再び沸騰すれば、ふきこぼれない程度に火加減を調節してください。温度を下げないことが重要です。
3.茹であがった麺をすばやくザルに移し、水で粗熱を取った後、清水を流しながらよくもみ洗いしてください。より美味しく仕上がります。
1.大きめの鍋で沸騰したお湯の中にかたまらないように入れます。2束100gに1リットルのお湯が目安です。たくさん入れすぎると温度が下がりすぎてしまいます。
2.再び沸騰すれば、ふきこぼれない程度に火加減を調節してください。温度を下げないことが重要です。
3.茹であがった麺をすばやくザルに移し、水で粗熱を取った後、清水を流しながらよくもみ洗いしてください。より美味しく仕上がります。