ほおずきといえば観賞用のイメージが強いですが、近年のスーパーフードブームがあり、だんだんと食用ほおずきも認知度が上がってきました。とはいえ、未だ外国産のドライフルーツが一般的です。安心堂では貴重な生ほおずき2種類を季節限定でお届けします。

栽培地の長野県白馬村は、昼夜の気温差が大きく、甘い果実をつくるのに適した気候条件が揃っています。
華やかな香りがあり、糖度が高くて程よい酸味もあるので、味がしっかり感じられとっても美味しいです。マンゴーのようなトロピカルで濃厚な風味がありつつ、オレンジに似た清涼感のある香りで後味はスッキリ。なんとも後を引く美味しさです。

生産するのは女性グループ「白馬サンサン会」の皆さんです。2011年に発足以来、ずっと農薬や除草剤は使用しない無農薬栽培を続けています。
生産を始めたばかりの頃は食用ほおずきの認知度が低く、「そんなの食べたらお腹をこわすよ！」なんて言われてたこともあったそうです。それでもコツコツと普及活動に努め、現在では道の駅などを中心に広く販売しています。

検品や梱包作業には、女性ならではの細やかな気遣いと丁寧さがうかがえます。厳しいチェックをし、生食用として出荷できるのは全収穫量の1/3程度。中に虫が入っていないか一つずつ全てチェックし、形が悪いものは外しています。

他の果物と同様に、食用ほおずきにも色々な品種があります。白馬サンサン会のつくる2種類を食べ比べました。どちらもそれぞれの良さがあるのでお好みでどうぞ。

【オレンジチェリー】
大ぶりでジューシーさが特徴。酸味と甘みのバランスが非常に良いです。名前の通りオレンジのような爽やかな香りで、水分が多いのでぜひ生食で食べていただきたい品種です。ジャムにすると少し香りが飛んでしまうように感じました。
【太陽の子】
糖度が高い品種で、コクのある甘みが特徴です。小さくて水分が少ない分、果肉感が味わえ、濃厚な味です。オレンジチェリーに比べると小さくて色も青っぽいのですが、わざわざこの味を指定して買い求めるお客様もいます。

ビタミンが豊富なスーパーフードとして有名になった食用ほおずき。ゴールデンベリー、フィリサス、フルーツほおずき、グラウンドチェリーなど色々な名前で販売されています。ビタミンA、鉄分、イノシトールが多く含まれています。

食用ほおずきのガクは、薄黄色～モスグリーン色です。観賞用ほおずきとは異なり赤くなりません。中の実も最初は青みがかっていますが、収穫してから1週間ほど置いて追熟が進むとオレンジ色に変わります。

プラスチック製のケースに並べたものを、ダンボール箱に詰め合わせてお届けします。