上門農園は和歌山県印南町の山奥で200年以上農業を営まれています。現在の園主は六代目上門庄亮さんです。自身の経験から化学農薬を使わない栽培を実践されています。

印南町は和歌山県の中ほどに位置します。紀伊半島の温暖な気候に恵まれ、柑橘栽培には最適です。上門さんは、樹上でしっかりと熟し、紅色になった温州みかんにこだわります。早どりなどせずに、十二分に甘くなったものだけを収穫しています。化学農薬を使わないということは、高いリスクを伴いますが、二百年積み上げた農園の技術と、日々の細やかな手入れにより、通常では考えられない高い品質の温州みかんを作り上げられています。

上門さんの温州みかんは甘みが強いだけでなく、コクがある濃厚な味わいです。みかんは皮に傷が付くほど、自身を守るために糖度を高めるそうです。化学合成農薬を使わないため、上門さんのみかんは見た目は悪くなりますが、ぐっと甘みが増します。しかし、害虫や病気に負けて全滅しては何もなりません。みかん自身の抵抗力を引き出すために、果実がなっていない季節でも、細やかに果樹園を手入れすることで、果樹自体を元気にしています。

上門農園に足を踏み入れると、クモの巣がいっぱいあったり、ヘビが出てきたりと、自然の生態系が生き生きとしています。その中でみかんの樹がのびのびと育っていることがわかります。
その結果、収穫してすぐに、皮ごと丸かじりできる安心で美味しいみかんができあがります。

収穫した温州みかんの中から糖度12度以上で選別したブランド。皮は紅くて薄く、ぴったりとくっついていて、むきにくいほど。中の薄皮（じょうのう）は非常に薄く、外皮をむいていると、やぶれてしまうくらいです。

とても甘味が強いのですが、適度な酸味があり濃厚な味わい。薄い皮は食べても口に残らず、果肉は粒がたっていて食感がプリプリとしています。

上門農園の紅俺ん路みかんの中でも特に甘いものだけを選別したものが宝珠です。温州みかんは傷が付いているほど甘いため、宝珠は見た目が良いものではありません。

非常に甘くて濃厚。無農薬栽培でここまでのものができるのかと驚く美味しさです。数量が少ないので、出荷時期も限定されます。

上門農園では糖度センサーで甘さを計測して、甘いみかんだけでジュースを作っています。苦みやえぐ味の原因となる外皮は除き、果肉の果汁のみをゆっくり絞っているので、甘くて濃厚なジュースに仕上がっています。

上門さんは、畑の横で完熟した実を食べる美味しさをそのままお届けすることを目指し、みかんジュースを作っています。砂糖、着色料、保存料、香料などは一切入っていません。上門さんのみかんの美味しさをストレートに楽しめるジュースに仕上がっています。

上門農園のみかんの中でも特別糖度が高いみかんだけを厳選して作ったジュースです。ジュースの糖度が13度を超えています。温州みかんは糖度12度を超えれば、かなり甘く感じます。ジュースで糖度13度を達成するためには、果実の状態で糖度14度を超えていなければ作れません。

上門さんは、糖度センサーで特に甘いみかんだけを厳選し、金蜜みかんジュースに使っています。味わいは甘みとコクがあって濃厚。当然、外皮などを入れてないので、渋味や雑味がなく、とてもクリアな味わいです。甘くて濃厚ですが、後味はスッキリしています。