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丹波篠山ファームMaegawa(有機メロン)
兵庫県丹波篠山市
8~10月
丹波篠山ファームMaegawa「有機JAS認証メロン 霧姫」
丹波篠山の風景を守り、次の世代へ農業をつなぐ丹波篠山ファームMaegawa
兵庫県丹波篠山市で有機農業に取り組む「丹波篠山ファームMaegawa」。前川康幸さん・知余美さん夫妻と、娘婿の舩橋真樹さん夫妻が力を合わせ、黒大豆、黒枝豆、コシヒカリ、イタリア野菜、そして有機メロン「霧姫」などを育てています。かつて兼業農家だった康幸さんが専業農家へ転身した原点は、休耕田が草に覆われ、故郷の田園風景が失われていくことへの危機感でした。

「丹波篠山の景色を守りたい」と耕作地を広げ、現在では約7.6haを管理しています。一方、知余美さんは農家の仕事に感動したことをきっかけに、本格的な農業へ。有機栽培では難しいとされるメロンにも挑戦しました。美味しい作物を作るだけではなく、農地を守り、健全な土を次世代へ渡していく「霧姫」をおすすめする理由は、その一玉の背景に、丹波篠山の農業を未来へつなごうとする家族の志があるからです。
有機JAS認証のメロン「霧姫」は、どのように育てられている?
「霧姫」は、化学農薬や化学肥料を使用せず育てる、有機JAS認証の緑肉メロンです。品種はアールス系の「アールスムーラン」。ビニールハウスで立体栽培し、一株につき一果だけを残して、その一玉へ養分を集中させます。土づくりには、自家製の米ぬかぼかしや籾殻ぼかし、籾殻から作る堆肥などを活用し、竹藪に由来する良性菌も農業に取り入れています。

水は丹波篠山の山から湧く地下水を汲み上げて使用。収穫後に残る植物も可能な限り畑へ還し、自然の循環を妨げない農業を目指しています。有機メロンは、うどんこ病やつる割れ病、アブラムシなどへの対策に加え、肥料、水分、湿度のわずかな違いが生育を左右する難しい作物です。それでも一株ずつ状態を見ながら育て、農薬で問題を抑え込むのではなく、土と作物自身の力を引き出す。その積み重ねが、丹波篠山で育つ希少な有機メロンを支えています。
朝霧と寒暖差、山水が育てる、芳醇な香りと澄んだ甘さ
「霧姫」の魅力は、強い甘さだけを競うメロンとは異なる、芳醇な香りとすっきりと澄んだ後味です。丹波篠山の山裾は朝夕に霧が立ち、昼夜の寒暖差が大きい土地。粘土質の土と、山々を通ってきたミネラルを含む地下水にも恵まれています。こうした風土の中で、一株一果に絞ってじっくり育てた果実は大玉になり、糖度は14度以上が目安。緑色の果肉は緻密でなめらかにほどけ、口に含むと豊かなメロンの香りが広がります。それでいて甘みは重たく残らず、メロン特有のえぐみや苦みを感じにくい、清らかな余韻が特徴です。

農園では、自家製の米ぬかぼかしや籾殻ぼかしを使った土づくりが、この素直な味わいにつながっていると考えています。有機JAS認証を取得しながら「安全だから」だけで終わらず、味そのものを追求していること。それこそが霧姫の大きな価値です。
「霧姫」は急がず約2週間、食べ頃まで待って味わうのがおすすめ
霧姫が届いたら、すぐに冷蔵庫へ入れず、まずは同梱されている食べ頃のタグをご確認ください。このメロンは収穫後の追熟に比較的長い時間を必要とし、お届けから食べ頃まで約2週間かかる場合があります。農園でも研究機関へ相談したほどゆっくり熟していく性質があり、そのため一玉ごとに目安となる食べ頃を案内しています。

追熟中は直射日光を避け、風通しのよい常温で保存。食べ頃が近づくにつれて香りが豊かになり、果実のお尻の部分にわずかな弾力が感じられるようになります。十分に熟したら、食べる2~3時間前を目安に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。冷やしすぎると繊細な香りや甘みを感じにくくなるため、キンキンに冷やすより少し控えめに。まずは何も添えず、そのままひと切れ。緻密な果肉、芳醇な香り、すっと消えていく上品な甘さをじっくりお楽しみください。
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