山梨県は、ぶどうの生産量でトップクラスを誇る一大生産地です。幹線道路沿いや脇道に入ったところにも農園の直売所が点在しています。気候も非常にぶどう栽培に適しています。

大北農園があるのは、一宮町金田という住所。農園主の風間さん曰く、金田は一宮町の中でも特に土に恵まれているとのこと。土壌の持つ質というのは、人間の力で改善することもできるのですが、自然が本来持っている要素も大変大きいです。恵まれた気候と土壌。この恵まれた２つの自然条件が揃っていて、さらに安心栽培と有機肥料で、ぶどうを育てています。

山梨・一宮町金田の大北農園から届く巨峰は、一粒が大きく、黒紫の果皮に濃い果汁をたたえた王道のぶどうです。樹上でしっかり完熟させ、房数を控えめにして育てるため、口に含むと凝縮した甘みの後に、きゅっと心地よい酸が輪郭をつくります。

皮離れがよく、果肉はゼリーのようにやわらかで、コクのある余韻が長く続きます。冷やして皮をむき、粒のまま頬張るのが基本。果皮に白い粉状のブルームが残るうちが新鮮さの目印です。

大北農園のシャインマスカットは、皮ごと食べられる心地よいパリッと感と、上品で華やかな香りが魅力。樹上で完熟を待ち、糖度を高めることで、噛むほどに果汁があふれます。渋みや青臭さが少なく、すっきりした後味です。

有機由来のたい肥を中心に土を整え、通風を確保する摘粒と袋かけで美しい房形に仕立てます。そのままはもちろん、皮ごとの歯ざわりを活かしてサラダや前菜、チーズや生ハムと合わせると甘さが際立ちます。種が気にならないため、小さなお子さまからご年配まで食べやすく、食卓の主役にも、食後の一粒にもふさわしい気品ある味わいです。