神奈川県小田原市の海沿いで20種類以上の柑橘を栽培する八木下農園。園主の八木下敏雄さんが生産する柑橘は、品種ごとの個性が際立ち、それぞれの持つ香り、甘み、酸味を存分に味わえる美味しい果実です。

ゴールデンオレンジとも呼ばれる黄金柑は、当サイトでも紹介している湘南ゴールドの親品種です。親子だけあって、見た目はとても良く似ています。みかんよりも小ぶりで、レモンのような黄色をしています。
八木下さんのつくる黄金柑は甘みもしっかりありますが、酸味も程よくあるのでバランスが良くとても濃厚な味です。とても華やかな香りを持っているので、味と一緒に香りも十分に堪能していただきたい柑橘です。

大正時代から本格的に柑橘農業を始めた八木下農園。試行錯誤を繰り返しながら美味しさを追求してきました。定番の人気品種から、希少品種までその数は年間で20種類以上にも及びます。
品種それぞれの特徴を見極め、手間暇かけて栽培されたその美味しさは口コミで広がり、一般のお客様をはじめ、近年ではレストランや洋菓子店のシェフ達も畑に足を運びます。

また美味しく安全に食べてほしいという想いから、減農薬栽培にも昔から力を入れてきました。農薬は基準の3割減、化学肥料は使わずに魚を発酵させた有機肥料で果実の美味しさを引き出しています。

八木下農園がある小田原市江の浦は、冬でも温暖な地域です。海に面した段々畑には、オレンジ色や黄色の実をつけた木々が立ち並び美しい景色が広がります。太陽光をたっぷり浴びて育つ果実は糖度を蓄えやすく、甘くて旨みのある味に仕上がります。
八木下農園では、それぞれの品種を最適なタイミングで収穫後、一旦、貯蔵庫で熟成保存しています。しばらく寝かせて、程よく酸味が抜けた最も美味しくなる時期を待って出荷します。

黄金柑の第一印象としてまず驚いたのが、その香りです。とても香り高く華やかな香りです。実際に商品撮影中も、黄金柑の詰まった箱から漂う良い香りに、食べてしまおうかとついつい何度も手を伸ばしそうに。
形はみかんより小さくてころっと丸く、手のひらサイズのグレープフルーツのような感じです。色がレモンのようなので、酸っぱいのでは？と思われがちですが、見た目に反して甘く、程よい酸味もあります。八木下農園さん曰く、レモン＋パイナップルの味！
黄金柑は枝に刺があるために、その刺が果実を傷付け、見た目が悪くなったり傷口から病気にかかったりと育てるのが難しい品種です。また、多品種に比べて見た目が小さく見栄えがしないために、生産者が少ないのが現状です。ですが、そんな理由でこんなに美味しいものが出回らないなんてもったいない！見た目なんて気にせずに、ぜひ一度食べて頂きたい逸品です。

八木下農園では収穫後に倉庫で寝かせて酸味が程よく抜けるのを待って、一番美味しいタイミングで皆様にお届けしています。そのため採れたてと違って写真の様に少し皮にシワが寄っている状態のものもありますが、これこそが美味しい食べ頃の証です。
※まだ酸味が強いと感じた場合には、ビニール袋に入れて暖かい場所にしばらく保管してからお召し上がりください。

みかんのように手で皮をむいてそのまま食べられます。半分に切ってから絞ってジュースにしても美味しくいただけます。

ダンボール箱にバラ詰めです。
※サイズにバラつきがあります。また、種が多く入るものがありますので、ご了承の上お買い求めください。