産地から日本のお客様の手元に届くまで品質を落とさないよう、定温コンテナ船や飛行機でワインを輸入し、温度と湿度を徹底管理した倉庫で保管、その倉庫から直接お客様に発送しています。生産者が気が遠くなるほど手間をかけて造られた極上ワインの品質を落とすことなくお客様の手元までお届けします。

イスラエル、ゴラン高原にある小さな街カツリンで1983年に誕生したゴラン・ハイツ・ワイナリー。ゴラン高原は主に100－200万年前の火山性土壌となっており、水はけにとても優れています。気候は比較的涼しく、年間降水量のほとんどが冬の間にあるため、乾燥する夏には灌漑により水が供給されます。これらさまざまな自然条件や計画的な造園により、この地がワイン醸造用ブドウの育成に最適な土地となりました。

ブドウはガリラヤ湖に近いところからヘルモン山の麓まで広がる農場で栽培されています。畑は標高400～1200メートルで、緯度は33度です。ブドウ畑は年間を通して畑内に張り巡らされた情報収集基地で気象の変化や、ブドウの出来具合のデーターを集めています。醸造所内でも最先端の圧搾、圧縮、ポンプなどの施設や、コンピューター制御で温度管理されたステンレスタンクなどを導入して、すべてにおいて徹底的な管理システムが構築されています。熟成は最高級フランス産のオーク樽のみが使われ、コルク、ラベル、瓶なども品質にこだわった高級品を使用しています。

品種の多様性：　ゴラン高原は小さな土地ですが、様々な標高の位置に素晴らしい畑があり、その差を緯度に換算すると、800ｋｍとフランス最北部と最南部程の違いになります。よって地中海性気候に属しながら、様々な品種を栽培することができます。
土壌：　火山灰の土壌にも石灰土、玄武岩など様々な構成があり、すべての土壌の構成を調べ、更に水はけなども徹底的に分析し、世界的に有名な栽培家がブドウ栽培のレイアウトを作成し、区画を分けています。例えば4.8haに8区画が作られています。
気候分析：　気象観測所を１３ヵ所に設置し、気温、降雨量を出し、年間平均と比較し数値を記録しています。
灌漑：　最先端のドリップ・イリゲーションを採用しています。効果的に使用し、与える水分量は最低限にとどめており、畑の水分量はボルドーやローヌ地方よりも少なくなっています。
最高品質のクローン：　ゴラン・ハイツ・ワイナリーは最も品質の高いクローン生産会社と考えられているフランスENTAV社のイスラエルのエージェントでもあり、ＥＮＴＡＶ認可クローンの販売もしています。ワイナリーのブドウもこのブドウを接木して栽培されています。
収穫：　350の各畑から300粒のブドウを採り、ブドウの熟成を分析し、それが均等になるよう選別を行います。様々な畑がある事から収穫期は14－17週間続きます。その間は毎日5－6時間畑でブドウを味わって収穫期を決めています。
有機栽培：　ゴラン・ハイツ・ワイナリーはイスラエルで最も大規模に有機のブドウ栽培を行っています。風力発電を使用し、環境にやさしく、この土地の味わいを大切に表現しています。