シナノゴールドは1999年に品種登録をされた比較的新しい品種。酸味があってさわやかな味わいで、切ったときの香りもいい。

宮原さんの作るシナノゴールドはもちろん完熟。甘さの中にさわやかな酸味があって食べあきることがありません。宮原果樹園では、特に女性に大人気。１シーズンに何度も注文されるお客様が多数いらっしゃるとのこと。

シナノゴールドは完熟しても蜜が入らない品種です。完熟していないと酸っぱくて美味しくない品種なんです。宮原果樹園では、この完熟の見極めは宮原さんの奥さんがプロ。収穫のときに手触りで完熟を見極めていきます。完熟したシナノゴールドを触ると少し粘り気があります。これはワックスなどといったものが着いているのではなく、熟すと自然とこのような状態になります。
そのほかにも熟練の目で十分に熟した果実のみを収穫しているので、爽やかな酸味に甘味がある極上のシナノゴールドだけをお届けしています。

宮原さんは見た目よりも味を重視。スーパーなどの量販店に並ぶリンゴはどうしても見た目が重視されているために、赤く色づいたリンゴが選ばれます。色づけは、地面に反射シートなどを敷けば太陽の光が反射して当たり、より赤く色づいたリンゴになります。
しかし、宮原さんはそういったことはせず、味にこだわり、自然に色づいて完熟するまで待ちます。これも市場やスーパーに卸さずに、消費者との直接取引きを長年続けてこれたため。常連のお客様は見た目ではなく、味で選ぶためにリピーターが積み重なり、ほぼすべてを直接取引きで完売してしまいます。中には40年間宮原さんのリンゴを買われているお客様がいらっしゃったり、毎年この時期に100箱買っていただく、社長さんがいらっしゃるとか。はたまた冬の間に何度も購入するお客様もいらっしゃるとのこと。宮原さんのリンゴには熱烈なファンが多数いらっしゃいます。だから、宮原さんは一切手抜きがない。常に最高の状態のリンゴを出荷するよう努められています。

宮原さんの最高のリンゴを支えているのは土。60年間続く宮原果樹園では、40年前から有機肥料に着目し、長年土作りに取り組んでこられました。リンゴの実が成ってない期間も手間隙惜しまず、土作りや枝の剪定など細かい調整を繰り返すことが、最終的に甘くてジューシーなリンゴを作り上げます。

湿度の低い冷暗所で保存してください。保存に適している温度は0℃から0.5℃。この温度ですと長く保存できます。しかしながら、家庭ではなかなか難しい温度です。冷蔵庫や野菜室で保存する場合には、ビニール袋などに包んで保存してください。リンゴはエチレンガスを発生するので、一緒にある野菜や果物の熟成を進めてしまいます。逆にその効果を利用してキウイやバナナの熟成を進めるのも一つの手ではあります。
冷蔵庫や野菜室はリンゴにとっては温度が高めですので、なるべく早くお召し上がりいただくことをおすすめします。