「浜ののりだれ」は、この七ヶ浜産の高級海苔を贅沢に使い、こめ油・だし醤油・小松菜と合わせて仕上げる“和のジェノベーゼ”。海苔の香りを損なわないよう低温で仕込み、素材の水分量や刻みの大きさまで調整し、職人が一瓶ずつ丁寧に製造しています。保存料・着色料・化学調味料は不使用。さらにハラル認証にも対応し、国内外の食卓に安心して届けられる品質を実現しています。

にっぽんの宝物グランプリ2024-2025に出品し、何百という商品の頂点に輝きました。審査員には、シェフ、企業経営者、食品バイヤーなど専門家が並び、様々な角度から審査され、味だけではなく、そのストーリーを含め評価されています。

【受賞歴】
世界大会 2025 in 関西・大阪万博 独自進化部門「グランプリ」
JAPAN大会 2024-2025 「グランドグランプリ」（総合1位）
にっぽんの宝物 レジェンドグランプリ「レジェンダリー・エキスパート」受賞

宮城県七ヶ浜は、松島湾と太平洋に囲まれた小さな漁師まち。黒潮と親潮が交わる豊かな海は、古くから高品質な海苔を育む産地として知られています。国内最北端の海苔産地であり、皇室献上品にも選ばれる名品「みちのく寒流のり」を生む地域です。この恵まれた海の目の前に、小さな海辺のレストラン「SEASAW」を開いたのが、千葉から移住した久保田さん。東日本大震災をきっかけに、七ヶ浜の海と暮らしに魅了され、この地で“海の恵みを料理を通して伝える”という思いを抱きました。

七ヶ浜の海苔が特別とされる理由は、海の環境そのものにあります。黒潮と親潮がぶつかることで発生する栄養豊富な潮流、冷たく澄んだ海水、沿岸の豊かな森から流れ込むミネラル。これらが重なり合うことで、香り高く、旨みの濃い海苔が育ちます。かつて海苔は「運草（うんぐさ）」と呼ばれ、収穫量が運に左右される縁起物として慶事の贈り物に使われてきました。七ヶ浜の海苔は、その“縁起の良い海苔文化”を現代まで受け継いでいる貴重な存在です。

この「浜ののりだれ」の最大の特徴は、“海苔の香りが立つ”こと。七ヶ浜産海苔の上品で深い香りを引き立てるため、こめ油の軽やかなコクと、だし醤油の旨みを合わせ、海苔本来の香味がストレートに伝わる配合に仕上がっています。にんにくと唐辛子はアクセントとして控えめに使用し、主役である海苔の風味を損なわない設計。口に入れた瞬間に「海の香り」が広がり、後口はすっきりとした旨みが残る、和洋問わず使える万能調味料です。

さらに小松菜を合わせることで、青菜の香りとまろやかさが加わり、“重たさのないジェノベーゼ”のような奥行きのある味わいに。アミノ酸調味料や香料不使用にもかかわらず、素材の味がしっかりと感じられるのは、“海と野菜と調味料”のバランスを極限まで調整した職人仕込みだからこそ。七ヶ浜の海をそのまま閉じ込めたような香りと旨みは、唯一無二の味です。

まず試してほしいのは、卵かけごはん。いつもの卵かけごはんに「浜ののりだれ」をひとさじ加えるだけで、海苔の香りと旨みが広がり、一気に贅沢な味へ。和食だけでなく洋食にもよく合い、カルボナーラなどのクリーム系パスタとの相性は抜群。海苔の香りがソースのコクを引き立て、家のパスタがレストランの味に変わります。

パンに塗ってトーストしたり、チーズと合わせたり、肉料理・魚料理のソースとして使っても絶品。特に蒸し牡蠣との組み合わせは海外バイヤーも驚くほどの相性の良さ。豆腐、納豆、うどん、サラダなど日常の食品にも使いやすく、ひと瓶で食卓の幅が大きく広がる万能調味料です。無添加だからこそ、子どもから大人まで安心して使える、毎日の料理に寄り添う一本です。