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渡辺果樹園(ル レクチエ)
新潟県三条市
12月上旬~12月20日頃
新潟県渡部果樹園「豊熟ル・レクチエ」
フランスから新潟へと直輸入された洋梨
フランスが原産国の西洋梨ル・レクチエ。1903年に苗木がフランスから新潟へと輸入され栽培がはじまりました。現在も栽培のほとんどは新潟で行われています。

ル・レクチエは固いうちに収穫され、室温で追熟されます。これは他の洋梨と同じですが、その追熟期間が約40日ともっとも長いことが特徴です。
しかしこのル・レクチエは生産量が少なくそのほとんどが新潟県で消費され、あまり市場に出回らないという「幻の果実」となっています。
新潟県・渡辺果樹園
渡辺果樹園は農薬の使用をできるだけ抑え、化学肥料を使わずにル・レクチエを栽培する数少ない農家です。代表の渡辺康弘さんは農薬を抑えて食べて安心な栽培を心がけています。自身が農薬を散布した夜、ひどい二日酔いになったため、これは食べ物にすることじゃないと決意したとのこと。

有機肥料による土づくりは美味しい果実を作るため。化学肥料を使えば見栄えのいい実をたくさんつけることができますが、味にこだわり化学肥料を使用していません。

また、渡辺果樹園には樹齢49年になる古樹が数本残っており、1000個近くの実をつけます。渡辺さんは樹の持つ生命力を最大限に発揮させることを心がけて栽培されています。
ル・レクチエ×モーツアルト
追熟したル・レクチエはとろけるような食感とあふれる果汁、そして豊潤な甘い香りが広がります。
その追熟方法にも渡辺さんはこだわります。新潟県は11月の最高気温が10-15℃と追熟には最適。さらに渡辺さんはル・レクチェを蔵の中に入れ、モーツアルトを聴かせるようにしています。

モーツアルトのピアノ協奏曲23・25番を1日3回流している。これを一日中流していると早く熟しすぎてしまうとのこと。ただ、追熟させるだけでなく、少しでも美味しい豊熟状態にしようという渡辺さんの探究心からできた工夫の一つです。
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