熊本県は全国2位の栗一大産地。特に人吉球磨地方は美味しい栗ができることで有名です。賀久農園は球磨盆地の中にあります。自然豊かな土地で、桃、栗、柿を栽培されています。

賀久農園は、昭和初期に先代が果樹栽培を始めました。現園主は賀久清史さん。栗作りにおいては知らない人はいない名人です。有機肥料を主に使い、健全な土壌と健康な樹を育てることで、農薬を最小限に抑えて栽培されています。熊本は全国でもいち早く栗を収穫できるエリアですが、賀久農園では早さよりも味を重視した品種を選び、品質を重視して出荷されています。一流の和洋菓子の原材料としても高い評価を得ています。

農園は一見雑草がびっしり生えているように見えますが、これが草生栽培。果樹と相性の良い牧草や雑草で地表を覆うことで、土壌を守り、地力を維持する栽培方法です。賀久農園では有機質肥料を使った土作りを長年行い、肥沃で健全な土壌を作り上げています。

栗は熟すと自然と落下します。収穫期になると毎日朝に落下したイガグリを拾い集めます。イガを取り除き、1個1個丁寧に選別されています。賀久農園では燻蒸などの消毒を行っておりません。届いたら、簡単に洗っていただき安心してお使いいただけます。

調理しても美味しい栗ですが、まずは茹でたり、蒸したりしただけのシンプルな状態でその味をご堪能いただきたいです。
栗は主にでんぷん質でできていて、採れたては食感がホクホクしています。その後、氷温で追熟させると、でんぷん質が糖質に変化します。ホクホク感は減りますが、食感はネットリ感が出て甘くなります。
しかし、賀久農園の栗は、採れたてのホクホクしているときでも甘いんです。長年かけて作られた土壌や、賀久さんの栽培技術によって、ホクホクでも甘い栗に仕上がっています。また、杉光や美玖里など新しい品種も栽培されています。

賀久農園では下記品種の栗を栽培しています。
丹沢：賀久農園の一番バッター。ホクホクしていて美味しい。日本全国で栽培されています。
人丸：やや粘質、中粒で甘い。皮にツヤがあります。
杉光：ホクホク感があり黄色で甘みがあります。比較的新しい品種です。
筑波：ホクホクして香りが良い栗です。大きめの粒で品質が安定しています。
美玖里：中粒で香り高い栗です。2010年に登録された新しい品種です。
岸根：粒が大きく、渋皮が薄い品種。ホクホクしていて甘いです。賀久農園では一番遅くに出てきて、11月以降の貯蔵栗となります。

栗のサイズは選べませんが、写真のような2L前後を中心にお届けします。
標準的なサイズです。

9月から10月まで収穫出荷します。下記の品種をお届けします。※品種の指定はできません。
丹沢→杉光→人丸→筑波→美玖里→岸根
11月以降は岸根の貯蔵栗となります。