琵琶湖の湖畔にある七夕いちご園の北村さんは、滋賀県米原市で続く大工の4代目。地元で増えていってしまっている遊休農地を活用するため、特産となるような野菜をつくって地域に貢献したいと思い、苺栽培を始めました。
苺のベテラン農家を1年間招き、住み込みで一緒に苺を育てながら栽培技術を学び、大工のノウハウを生かして水分や温度が自動で調整されるビニールハウス設備を作りました。太陽光発電を使った環境にやさしい農業を実践しています。

冬の琵琶湖は曇りの日が多く日照時間が短いので、ゆっくり苺が育ちます。そのため栄養が貯まって糖度が上がり甘い苺ができます。
温度やCO2濃度などを管理し、最適な環境でじっくり育てられた北村さんの苺は甘みが濃厚で、糖度15度以上になることも。しっかり完熟した苺だけを収穫していて、日本野菜ソムリエ協会の第1回全国いちご選手権ではなんと金賞に選ばれました。全国の数ある苺の中から2位に選ばれるほどの特別なおいしさです。
減農薬で育てていて、通常の1/8しか農薬を使っていません。

あまクイーンは兵庫県で2017年に開発された品種で、糖度が高く酸度は低いので甘みがとても強いです。北村さんのあまクイーンは、とろけるような柔らかさでとてもジューシー。そのおいしさで全国いちご選手権の金賞に選ばれました。

みおしずくは「かおり野」と「章姫」を交配し、2021年に開発された滋賀県初のオリジナル品種です。さわやかな甘みの中に適度な酸味があり、華やかな香りがあってとてもおいしいです。

完熟した苺はとても柔らかいのですが、ゆりかーごという苺がつぶれにくい容器に入れてお送りします。完熟していますので早めにお召し上がりください。