びわ生産量日本一の長崎県の茂木町は、江戸時代に日本で初めて中国びわの種を育てた、びわ発祥の地と言われています。発祥の地であり全国的にも有名なびわ産地の茂木地区は、海岸に近い南向きの斜面が多く、ミネラルを含んだ潮風と冬でも温暖な気候で良質なびわが育ちます。

川口さんは茂木で代々続く川口農園の4代目。川口農園は天草海峡を望む山の中腹にあり、日当たりの良い南向きの斜面、水はけの良い土壌、ミネラルを含んだ海風といった好条件が揃っています。有機の発酵肥料を使い極力農薬を使わずに栽培し、一定期間肥料を与えず果樹にあえてストレスを与えるといった工夫で、甘みたっぷりの美味しいびわや柑橘を作っています。急斜面のため機械を使った大量生産はできませんが、樹一本一本を手作業で大切に育てています。

茂木といえば「茂木びわ」という品種が有名ですが、茂木びわを改良した美味しい品種がどんどん作られています。川口さんの作る「なつたより」は果肉が柔らかく、ジューシーでコク深い甘みで人気の新品種。
大きくて食べ応えがあり、緻密な果実をかじると、爽やかな風味と瑞々しさが口いっぱいにひろがります。びわはβカロチンやポリフェノールが豊富で、体にもよい果物。お尻の方から軸に向かって皮をむいていただくと比較的簡単にむけます。

食べごろの状態でお届けしていますので、商品到着後はできるだけお早めにお召し上がりください。びわは低温に弱いため、風通しの良い涼しいところで保存し、お召し上がりの1～2時間ほど前に冷やしていただくと、より甘みが感じられます。