グレープフルーツを知多半島で栽培している大崎さん。ほとんど国産で生産されていないグレープフルーツに取り組み、安心安全なグレープフルーツの栽培に取り組まれています。グレープフルーツのほとんどは海外産。アメリカや南アフリカから長時間かけて運ばれてきます。そのために防腐処理やワックス処理が行われており、様々な問題が指摘されています。

大崎さんは、国内でほとんどグレープフルーツが栽培されていない中、独学でグレープフルーツ栽培をスタートさせました。安全性や環境負荷を考え、減農薬（特別栽培基準）で栽培し、また土壌や肥料にもこだわり、有機物を中心とした肥料を使用しています。

大崎さんの農園では、苗木を含めて1000本近いグレープフルーツが植えられていますが、樹の上で完熟させた実をひとつひとつ丁寧に収穫しています。

グレープフルーツで最もよく見かけるのが、「マーシュ」と呼ばれる品種のグレープフルーツです。日本人にもっとも馴染みがあるグレープフルーツと言っていいでしょう。1860年にアメリカのフロリダ州で、自生しているのが発見されました。種がほとんどないため、食べやすく、世界中で多く栽培されています。酸味の中に甘味があり、ほのかに苦味が感じられます。これがグレープフルーツの味と言ってもいい品種じゃないでしょうか。

大崎さんが作るマーシュは、この品種が持つジューシーで豊かな香りを存分に表現しています。果皮にシミのようなものがあり、ちょっと見た目が汚いんじゃないかと思うかもしれませんが、これが完熟の証。皮を切る前から、その豊かな香りを漂わせています。出荷は6月ごろまでですが、なくなり次第終了となります。

グレープフルーツは写真のように鈴なりに樹になっています。頭上のはるか上まで成長した樹は5-6ｍあって、それがすっぽり入る大きなビニールハウスの中にあります。大崎さんはまったく栽培のノウハウがない、一からの挑戦を始め、1000本のグレープフルーツを栽培するまでになりました。

外国産との最大の違いは、長い輸送がないこと。輸送のためのワックス処理や防腐処理がないために、皮まで利用することができます。また、樹の上で完熟するまで待てますので、グレープフルーツ本来の美味しさをご堪能いただけます。大崎さんは、さらに化学農薬や化学肥料の使用を可能な限り減らして、安心安全なグレープフルーツを届けられるよう日々努めていらっしゃいます。

オリジナルの箱に入れてお届けいたします。
商品の保管方法
1.ダンボールのフタを閉じ、涼しいお部屋でそのまま放置することで、2週間程度保管できます。
2.ラップでくるんで冷蔵庫の野菜室へ。うまくいくと1ヶ月程度保管できます。
3.保管袋に入れ、口を閉じ野菜室に保管。キズがなければ、風味を損なうことなく、もっとも長期間保管できます。