きくらげはきのこです。中華料理でおなじみのきくらげですが、日常ではあまり見かけません。そのほとんどは輸入品で、国内産の流通量は5％ほどしかありません。

その希少な国産きくらげ生産者の一人が秋田県横手市の高橋農園さんです。輸入ものに比べると、圧倒的に大きくて肉厚なプリップリのきくらげを栽培されています。あまり知られてませんが、きくらげは栄養の宝庫。きのこの中でもトップクラスの栄養を持っています。特に鉄分、ビタミンD、食物繊維が豊富。ぜひ生活にきくらげを取り入れてみてください。

高橋農園は秋田県横手市にあります。周囲は田んぼに囲まれていて、冬には2mにせまる積雪がある地域です。きくらげの栽培は春から秋にかけて、寒いと成長が止まるので冬は栽培していません。高橋農園さんは元々椎茸栽培農家。そのきのこ栽培ノウハウを活かし、肉厚で大きいきくらげを栽培されています。

きくらげは無菌状態の菌床に、種菌を植え付けて育てます。きくらげは25℃前後の気温と高い湿度を好みます。その状態をキープしてあげて、時間をかけて大きいサイズまで育てます。

高橋さんのきくらげは、手のひらサイズの大きいもの。とても肉厚で写真のようにカットすると、中のゼラチン質がはっきりと見て取れます。
多く流通している輸入ものにはない肉厚ぐあいです。味にクセはまったくありません。サッと茹でてポン酢で食べられるほど。1kg単位での発送ですが、冷蔵で賞味期限は約2週間。乾燥させたり、冷凍したりして長期に保存することも可能です。

まずは茹でるだけで高橋さんの肉厚きくらげをお楽しみいただければと思います。もちろん、中華料理には相性抜群です。細切りにすれば、サラダに混ぜて和風ドレッシングによく合います。

きくらげは中国で漢方薬として用いられるほど栄養が豊富。ビタミンD、鉄分、カルシウム、食物繊維が他のきのこ類よりも多く低カロリー。疲労回復、アンチエイジング、糖尿病予防、骨粗しょう症予防など様々な健康効果が期待できます。ぜひ生活に取り入れて健康に役立ててください。