残りわずか
在庫なし
安藤食品のルーツはおよそ100年前にさかのぼります。秋田県山本郡三種町森岳字泉八日、この土地で約100年前に米作りを始め、じゅんさいを採り続けてきたのが安藤食品です。三種町はじゃんさい生産量日本一の町です。じゅんさいの生育には美しい水が必要。三種町は世界遺産白神山系の水と、出羽山系からの水が流れ込む最高のエリアです。その昔には角助沼と惣三郎沼にじゅんさいが自生していましたが姿を消してしまいました。しかし安藤食品のじゅんさいへの熱い思いは変わりません。新たにじゅんさい沼を開墾し、じゅんさい栽培の技術向上に励んでいます。「じゅんさい」はこの地域の伝統文化なのです。
じゅんさいは水面に葉を浮かべる水草の一種です。 淡水の沼に生息します。じゅんさい沼の深さは約80cm-1mほど。沼底に根を張り、そこからたくさんの茎を伸ばし、緑色の楕円形をした葉を水面に浮かべます。春から夏にかけてじゅんさい沼は一面を鮮やかな緑色の葉で覆われます。 茎からでてくる新芽はゼリー状のヌメリで覆われており、食用として摘み取られます。 じゅんさいの収穫時期は初夏からで最盛期は6月頃です。
三種町森岳地区には角助沼、惣三郎沼という沼があり、じゅんさいが自生していました。昔の町の広報を見てみると「じゅんさい収穫の解禁日には登録されている71人のジュンサイ摘み者が、箱船を持って午前7時のサイレンと同時に一斉に摘み始める。摘み取られたジュンサイは町内の加工業者に買い取られる他に一般の人にも現地で販売されるため、毎日560人は列を作っている」とあり、この町のじゅんさいへの熱気が伝わってきます。現代でも収穫方法は変わりません。水面に浮かぶじゅんさいの葉をかきわけて、水中のじゅんさいを探し、摘み取ります。ていねいに、ていねいに摘み取られます。三種町で収穫されるじゅんさいは全て、小舟に乗り、一粒一粒手作業で摘み取られています。