長崎から西に100キロ離れた五島列島の福江島で、2001年からお茶を作っているグリーンティー五島の入江さん。元々は五島でブランド牛の畜産をしていましたが、有機農法の良さを知り、まだ有機が広まっていない頃からオーガニックの茶葉を栽培し、他の農家にも有機農法を広めてきました。
五島の地のものを使うことにこだわられていて、自生する筍や魚のアラを黒糖に漬け込んで肥料を作ったり、その土地の乳酸菌や酵素の力を生かします。耕作放棄地だった山を開墾した茶畑は日当たりがよく、周辺の畑からの農薬が混じることがないので、安心のオーガニック茶葉ができます。

グリーンティー五島の茶葉は「蒸し製玉緑茶（むしせいたまりょくちゃ）」という、めずらしい製法で作られています。通常の製法では茶葉を針状に整える工程がありますが、そのかわりに回転するドラムで乾燥させるため、茶葉が丸みを帯びています。茶葉を蒸す「蒸熱」という工程が長い深蒸し茶で、まろやかで渋みが少なく、お茶の甘みをより強く味わうことができます。

＜有機緑茶・息吹＞
旨味成分のテアニンが豊富な1番摘みの茶葉のみを使用した特選茶。品種は「さえみどり」・「やぶきた」を３：７でブレンドし、まろやかで深い味わいです。

＜有機緑茶・白折＞
茎の部分を集めたお茶で、茎茶、かりがね、棒茶とも呼ばれます。すっきりした甘みとより渋みの少ないマイルドな味です。

島のあちこちに教会が点在する五島列島では、昔からご神木として椿が植えられてきました。いまでは特産として椿油が作られていますが、もっと活用できないかと長崎県・長崎県立大学・長崎大学と共同研究開発したのがつばき茶です。緑茶９、椿の葉１の割合で揉み合わせながら発酵させていて、紅茶のような飲み口に、ほのかに野草の香りを感じるお茶です。
椿のツバキサポニンという成分が血糖値を下げ免疫力を高めたり、コレステロールを下げる効果が期待できたりと、とても体にいいお茶です。

自家製の有機肥料で育てた入江さんのレモングラスは、大きく育ち香りがとても良いため、紅茶専門店や大手飲料メーカーなどが取り合いになるほど。輸入のレモングラスはリーフが茶色く変色しているものも多いですが、入江さんのは鮮やかなグリーン。ハーブティーにしたときの華やかな香りが際立っています。緑茶、紅茶、つばき茶とブレンドしたティーバッグもおすすめです。

ギフトセットは化粧箱に2重包装してお送りします。単品のお茶は無地ダンボールでのお届けです。