デコボコとした無骨な見た目とは裏腹に、薄い皮にトロリとした果肉、ジューシーで甘い味わいが人気の“デコポン”。
黒川さんは鹿児島県日置市の吹上町でデコポンを中心に柑橘を栽培されています。黒川さんが2代目でもう40年以上柑橘を栽培している農園です。自家製の肥料や、酵素・ミネラルを駆使して極上のデコポンを作らています。デコボコとした無骨な見た目とは裏腹に、薄い皮にトロリとした果肉、ジューシーで甘い味わいが人気の“デコポン”。

温室だからこそできる美味しいデコポン。黒川さんが作る温室デコポンは、露地で栽培されたものに比べて、果皮が薄く、果肉が軟らかく、その上甘い。適度な酸味と甘味のバランスも絶妙です。
ハウス内の温度は常にコントロールされているので、露地物に比べて酸味が少なく糖度が高いものが出来上がります。冬みかんとは一味違う濃厚な味わいが特徴です。

黒川明さんは、40年以上柑橘を栽培している黒川みかん農園の2代目。柑橘農家の2代目として、農芸高校、大学では農学部と果樹について学んだ農業エリートです。
黒川みかん農園では、温室で、デコポン、サワーポメロ、みかんを栽培されています。鹿児島県でも西に位置する日置市は東シナ海に面していて温暖な気候。海からの潮風がミネラル分を運び、肥沃な土壌に恵まれています。その環境で、さらに大切に柑橘を育てるために、温室やハウスを利用して一味違う柑橘作りに取り組まれています。

黒川さんが第一にこだわるのは“味”。味を追求するために、自家製で肥料を作られています。また、酵素やミネラルなどを駆使して、活き活きとした土壌を作る工夫をされています。味は一番、外観は二の次となっているので、農薬・除草剤は可能な限り減らして栽培されています。そのため、ニームや木酢などの天然成分を使って病虫害の防除を行われています。

デコポンは、ポンカンと清見を掛け合わせて生まれた品種です。品種名は“不知火”で、“デコポン”は商品名になります。頭頂部が凸になって出ているのが特徴です。中には凸がないものがありますが、味などの品質に変わりはありません。

ポンカンはインド由来のミカン科の柑橘。清見はオレンジ（アメリカ）とみかん（日本）を掛け合わせた品種です。デコポンは、この３つの柑橘の特徴を併せ持った優れた品種です。
ボコボコした見た目にはんして、外皮が手でむけて、内側の薄皮もそのまま食べられることから、気軽にお召し上がりいただけます。

黒川さんのデコポンはギリギリまで木に成らせて完熟状態で収穫されます。そのため、皮が薄く、果肉も軟らかい状態になっています。通常のスーパー流通では、軟らかくて輸送中や店頭に並んでいる間に痛んでしまうような熟度です。
そのため、ご自宅に届いたら、冷蔵庫で保存していただき、なるべく早くお召し上がりください。１週間以内が美味しくお召し上がりいただけます。

デリケートな果実は一つ一つ丁寧に梱包されています。
家庭用は多少見た目が悪いものが入ります。