埼玉県本庄市で代々続く矢島農園の矢島さんは、農業大学で栽培技術を学び、実家を継いで玉ねぎや葉物野菜を育てていましたが、2010年頃から苺やメロンの温室栽培をはじめました。

矢島さんのメロンは1株に1玉だけしか実らせません。これは静岡の高級メロンと同じ栽培方法で、1玉に栄養が集中しおいしいメロンができます。収穫前の1週間は水をまったく与えず甘みを凝縮させ、さらに樹上でぎりぎりまで熟すのを待ちます。熟しすぎると自然に実が落ちてしまいダメになってしまうリスクもありますが、完熟にこだわる矢島さんはぎりぎりまで熟してから収穫します。
そんなこだわりのつまったメロンはクチコミで評判となり、毎年直売所に出るとすぐに売れてしまいます。

矢島さんが育てるのは、香りが良いことから命名された「優香メロン」という品種。高級メロンのマスクメロンにも負けないくらいおいしいのですが、育てるのが非常に難しく市場にあまり出回っていない幻のメロンです。熟すと皮が黄色くなり、切らずに置いておくだけでも普通のメロンよりもつよく芳醇な香りが漂います。

食べると芳醇な香りと濃厚な甘さが口いっぱいに広がり、なめらかな果肉はとてもジューシーで抜群においしいです。計ってみたところ糖度16度でした。
メロン特有のえぐみがまったくなく、甘いのに後味がすっきりしているので暑い夏にぴったりです。

食べごろの目安の紙が入っていますので、食べごろまでは常温で追熟してください。
食べる前に2～３時間冷蔵庫で冷やすとよりおいしくお召し上がりいただけます。