有限会社下仁田納豆は群馬県下仁田町で昭和38年から続く納豆メーカーです。国産大豆を使い、経木と呼ばれる薄い木の板で納豆を包んでいます。下仁田納豆が造る納豆は、大豆の風味と美味しさが際立っています。これは契約農家の方々から仕入れた大豆の良さを、伝統的な製法による手造りがもたらした賜物です。

現代表の南都社長曰く、日本の食文化は大豆を米で食べる文化。醤油や味噌、豆腐、納豆など、すべてが日本人には欠かせません。
納豆は、大豆の煮豆を納豆菌で発酵させて旨味を引き出したものです。そのため、大豆の良さと発酵にかける手間で味が決まります。この二つにとことんこだわっているのが下仁田納豆です。上質に仕上げられたこの納豆は、まず食感が素晴らしい。固さがどこにも残っていなくて、なんとも絶妙に柔らかい。とても丁寧に蒸して煮豆にしていることが想像できます。そして噛むほどに鼻から納豆特有の芳ばしい香りが抜けていきます。そして食べ終わったあとに臭みが残りません。

下仁田納豆では、要所に最新の機器を導入しながらも、基本的に伝統的な製法で納豆を手造りしています。

まず最新の自動蒸煮システムで大豆のえぐみやあくを取り、煮豆を作ります。その煮豆に納豆菌を振り掛けます。そして、その煮豆を一つ一つ手作業で経木に包んでいきます。
発酵前の経木に包まれた状態は非常にデリケートです。室に入れて発酵を促す際には炭火の優しい熱を使い、強制的な空気の攪拌は厳禁。温度が上昇したときは、天窓を開閉して調整するなど手間をかけて発酵を見守ります。この丁寧な工程が下仁田納豆に絶妙な食感と上品な香りをもたらしています。

下仁田納豆では、発泡スチロールの容器ではなく、包材に経木を使っています。一見、とても不便で時代遅れのように見えますが、南都社長は一石二鳥ならぬ、一石五鳥の素材と考えています。
1番目は木の成分が豆の旨味成分を増します。2番目は天然の抗菌作用。3番目に湿度の調節、4番目としては独特の良い香り。そして最後に燃やしても有害物質が出ないこと。

経木の産地は群馬の榛名山です。山の北側に生えている赤松を原料としています。南都社長は経木を使うことを通じて、林業を守り、山を守り、川を通じて海を守ることに繋がると考えていて、それを後世に伝えていくことを使命とされています。

【しもにた】
大豆は国内産大豆の中粒を使用しています。80gの3パック入りです。

納豆の形に合わせたオリジナルの箱に入れて発送いたします。
賞味期限は製造日より10日となっています。
おすすめはしませんが食べきれない場合、商品到着後冷凍で保存することが可能です。

【おいしい食べ方】
醤油やたれを入れてから混ぜると、塩分によって納豆菌が死んでしまいます。納豆菌をできるだけ生きた状態で食べられるよう、納豆を混ぜたあと、食べる直前にタレや醤油をかけてお召し上がりください。