小糸在来は、千葉県君津市の小糸川流域で古くから作られてきた枝豆在来種の一つで、その豊かな風味は丹波黒豆並みといわれるほど、日本有数の枝豆品種です。
しかし、生産に手間がかかるうえに、収穫量が少ないため生産者が減り、30年前には絶滅寸前に追い込まれていました。流通量の少なさから幻の枝豆と言われていましたが、卓越したその風味から地域の特産品として見直され、生産者団体の「小糸在来愛好クラブ」が中心となって、品質維持・向上に取り組んでいます。

君津市三舟山の麓に広がる「みふね農園」の数納さんも、小糸在来愛好クラブの一員。就農されて5年目ですが、地域の会員農家さんたちと協力して地域を盛り上げようと、質の高い小糸在来を作っています。
小糸在来愛好クラブでは味を守るため、経験豊富な専門農家が育てた優良な種子を元に、組合員が育てます。毎年、高品質な種子を使うことができるので味がぶれず、凝縮した甘みと独特の香りを持つ小糸在来が育ちます。収穫前の枝豆は毛豆のように毛がふさふさなのも、在来種の特徴が守られている証かもしれません。

小糸在来は7月から育て始めますが、枝豆として収穫できるのは2週間ほどしかありません。11月末には大豆として収穫されるため、貴重です。
特に収穫したては味と香りがとても濃くて格別です。お鍋で茹でているときから、枝豆の風味豊かな香りが部屋に広がります。枝豆は鮮度が落ちるのが早いため、届いたらなるべくすぐ調理してください。

1kgで一袋になっています。冷蔵便でのお届けになりますので、届いたら冷蔵庫で保存し、なるべく早く調理してください。茹でてから冷蔵保存した方が美味しさを保てます。