岡山県の郷土料理の一つがままかりの酢漬け。「ママ（ご飯）をカリ（借り）に行くほどおいしい」ということからママカリと呼ばれるようになったと言われています。岡山では酢漬け、刺身、塩焼きなど様々に調理されています。特にままかりの酢漬けをばら寿司に使ったものが、岡山の晴れの日のご馳走となっています。

林宗男さんは「ままかり普及委員会」の代表。岡山名物のままかりを全国に広めるべく、料理やイメージの普及に取り組まれています。安心堂は林さんとタッグを組んで、このままかり酢漬けを開発していただきました。目指すは新鮮な生ままかりから仕込んだ伝統的な酢漬けです。

受注後にままかりを仕入れ、調理してから発送しますので、時間がかかります。しかし、これぞ岡山名物ままかりと言えるものをお届けします。

ままかりの酢漬けは、まず新鮮なままかりを仕入れるところから始まります。岡山県産のものを中心に瀬戸内海産のものを使います。岡山県産だけでは量が少なすぎて、仕入れができないためです。瀬戸内海産もない場合は、大阪湾、和歌山県産、三重県産を使います。産地よりも品質を重視して仕入れます。

仕入れたままかりは鱗をとって、頭をおとし、腹を切りひらきます。丁寧に洗ったあと、生姜と唐辛子を入れた甘酢に漬け込みます。始めは骨が硬いですが、酢に漬かるほどにやわらかくなります。骨ごと尾びれまで食べられます。

袋に入っている状態でもどんどん酢漬けが深まります。無添加ですので長く日持ちはしませんが、少しずつ漬け方が深まっていく変化が楽しめます。数日に分けて食べるとよくわかります。
新鮮なままかりを使って作っていますので、身に弾力があり食感が素晴らしいです。臭みは一切なく、この魚が持つ旨味を存分にお楽しみいただけます。おみやげ物で販売されているままかり酢漬けとは一線を画す美味しさです。

ままかり普及委員会は、2008年から岡山名物ままかりを広めることを目的として開始されました。ままかりの知識、料理、イメージの普及に努められています。

一昔前までは家庭で調理される魚でしたが、今では調理されたものを買うようになってきているそうです。地元のお寿司屋さんでは、名物料理としてメニューに掲載されています。おみやげ物としても多数販売されています。

しかし岡山県産のままかりは減少傾向にあるようです。貴重な水産資源を絶やさないよう、海を守る意識を高められるよう活動されています。

ばら寿司は岡山県民のご馳走です。岡山のばら寿司は、一般的なちらし寿司とは少し異なります。魚を漬けた酢と具をご飯に混ぜ込み、具材ごとに味付けしたものをさらに飾ります。生魚が入っていないのも特徴です。

このばら寿司にままかりは欠かせません。地元のお寿司屋で供されているばら寿司には、どれにもままかりの酢漬けが入っています。
ままかりは他にも、にぎり寿司にしたり、焼き魚や刺身にしたりと様々に調理されています。

10匹前後が入った約150gのパックを発泡スチロール箱に入れて発送いたします。
ご注文は2パックからです。

ご注文を受けてから、ままかりを仕入れて調理いたします。そのため、発送までお時間がかかる場合がございます。
ままかりの水揚げは非常に不安定なため、配送日の指定は承れません。
ご了承のうえお買い求めください。

賞味期限は製造日より10日です。製造した翌日に発送いたしますので、商品到着から7日ほど賞味期限があります。
開封後は賞味期限に関わらずなるべく早くお召し上がりください。