烏取琴浦町で代々漁師を営む三好家。生まれたときから目の前に海があって、漁師になることしか考えなかったという次男の政浩さん。底引や一本釣りで日本海の魚を獲ってきて、長男とお母さんが干物に加工しています。
また、霊峰大山から栄養豊富な水が流れ込む海には、豊富な海藻たちが。わかめ、めかぶ、もずくがとれ、海辺で採れる海藻でところてんを作ります。

御崎港周辺には、非常に栄養豊富できれいな海が広がっています。これも鳥取県のシンボルとも言える標高1729m大山のおかげです。大山は豊かな森林をたたえ、山に降り注いだ雨水は自然に濾過され海に注ぎこまれます。きれいな水でありながら、豊富な栄養素を含んだ水は海を豊かにしています。
美しく豊かな海では様々な海藻が育ちます。それをエサとして魚介類の生態系も非常に豊かなものになっています。

日本海のもずくは、沖縄のもずくに比べると細くてシャキシャキしています。絹もずくや岩もずく、糸もずくと呼ばれています。絹もずくにはフコイダンという多糖類が豊富。そのため、細いながらも表面はヌルヌルとしています。でも、この細さからは想像もつかないほど、しっかりとシャキシャキしています。お箸で一本だけ引っ張ても全然切れません。

天然絹もずくは、臭みがなく、心地良い磯の香りを持っています。食感はとても小気味よく、ツルツルとすぐに食べてしまいます。土佐酢、三杯酢などもよく絡み、美味しくお召し上がりいただけます。

天然絹もずくは、収穫後に塩漬けにして保存します。常温での保存が可能です。

※塩蔵のため、塩抜きをしてお召し上がりいただく必要がございます。塩抜きをすると、重量が半分ほどに減りますのでご了承下さい。