熊本県玉名市の小天地区にある右田柑橘。右田家は江戸時代から小天で続く家系です。熊本の大名「加藤清正公」が小天みかんの発展に力を入れた歴史があり、全国でも少ない石垣畑が築かれています。

海に向かって開いた斜面には太陽の光がたっぷり注ぎ、温暖な気候は柑橘栽培にぴったり。現園主の右田桂郷さんは、できる限り自然であることを信条に、有機栽培に取り組まれています。自らのみかんを「ぶさいくミカン」と名づけるほど、見た目を犠牲にしても、安心安全で美味しい柑橘を作られています。

右田柑橘では、有機JAS認証を取得しているため、化学農薬を使用していません。有機物由来の認定資材であるマシン油のみを使って害虫を防除しています。そのため、園地にはクモの巣がいっぱい。自然の生態系が害虫の繁殖を防いでいます。

除草剤も使用していないので、雑草は自らの手で草刈り。土壌にはミミズや微生物が生態系を作っており、園地を歩いているだけで土が軟らかいことがわかります。

青島温州みかんは、1940年ごろに静岡県の青島平十さんが発見したみかんです。温州みかんとしては晩生で、12月に収穫し、貯蔵後に1月から出荷されます。

青島は甘味が強く、酸味も強いみかんです。そのため、収穫した後に貯蔵して、酸味をやわらげてから出荷します。コクがあり味わいが濃厚です。皮がやや厚めの品種ですが、右田柑橘の青島は、外皮もじょうのうも薄め。有機栽培の特徴がよく出ています。

傷や黒点があり、外観の悪いものが入ります。
S～Lサイズが混載となっています。右田柑橘のみかん箱に入れて発送します。