鯨からわずか1～2%しか取れない、脂がさしている貴重な霜降り肉(須の子)を大和煮に仕上げました。柔らかく鯨本来の旨みを楽しむ事が出来ます。他県の缶詰工場をお借りして鯨須の子大和煮の製造を復活させることができました。ご飯のおかずはもちろん、お酒の肴にぴったりの一品です

木の屋石巻水産は1957年11月に先代である木村實さんが「石巻水産株式会社」として創業。全国的にも珍しい「鯨大和煮」の製造から始まりその後は鯨に限らず、地物を中心に水揚げされる水産物を利用した缶詰を販売しています。カレイの縁側醤油煮込み・金華さば缶詰と新商品を開発し、1999年5月に社名を木の屋石巻水産と改名しました。改名後世界一の鯨缶詰タンクが誕生。
世界一の鯨缶詰の中身は1,000ｔの魚油がはいっていました。東日本大震災では津波により、鯨缶詰タンク、工場・事務所ともに全壊しました。その後、被害を受けた倉庫の中に残っていた泥だらけの缶詰は震災後「希望の缶詰」として全国に広まりました。

木の屋石巻水産では食品の安全性を確保するため、各商品の放射性物質検査結果データをWeb（下記ＵＲＬ先）で照会できる取組みを行います。
サイトURL：http://www.ishihara-lab.org/is/search.php
尚、当取組みは、石巻専修大学経営学部の石原准教授の全面的なバックアップを頂いており、2012年6月までをテスト運用期間とします。テスト運用後は発見出来た不具合を修正して精度を高めた後、当システムを石巻の他の企業にも勧め、石巻全体で放射性物質に対する安全性を保証し、地域ブランドを高めることを目的としています。