世界三大紅茶のひとつに数えられるウヴァは、スリランカ中央部から南部へ広がる山岳地帯の東側斜面に位置し、ハイグロウンティー（高地産）の代表産地です。年2回のモンスーン期があり、7～9月に吹く乾いた風が良質の茶葉を生み出します。この地は、イギリス植民地政府支配の下、コーヒー農園が盛んでしたが1864年病害が発生すると茶園へと生まれ変わるところが続出しました。1890年トーマス・リプトンがウヴァの茶園を買収すると近代的な設備を導入し積極的な増産を図ります。その後紅茶産地として順調に発展し、やがて世界三大紅茶のひとつに数えられるまでになりました。

アダワッテ茶園は、ウヴァ地方の茶園の広がるエリアのいちばん端に位置しコロンボから270km、ウヴァの代表都市バドゥーラから46kmの場所で、883ヘクタールの敷地に178ヘクタールの茶畑を有しています。標高はウヴァとして低い860mにあり、1956年に再建された製茶工場は795mで「ウヴァ・ミディアムグロウン（中地産）」に分類されます。またこの茶園は、セイロン（スリランカ）では珍しく「フル・オーソドックス製法」での生産を続けており、「ウヴァ・フレーバー」をまとった質の高い茶葉を生産することで世界的に有名です。2003年にはオークションで史上最高額で落札されました。

ウヴァとしては穏やかな渋みですが、しっかりとした味わいはストレートでもミルクティでも美味しくいただけます。ほんのりとしたメントール香がさわやかさを誘います。

200gの茶葉が入っています。
1杯あたり3～4g使用していただくのがおすすめです。

沸騰したてのお湯を注いで、約3分で淹れてください。