屋久島近海のごま鯖を原料に、豊かなできれいな水、常緑広葉樹を燻して作るスモークは屋久島の自然の味が凝縮されています。
燻製に最適な脂がのったごま鯖で作られた燻製は旨味があってクセになる味わいです。醤油やマヨネーズでそのままお召し上がりいただければ、最高の酒のあてになります。また、オニオンスライスやサラダに入れていただいても合います。ラーメンや味噌汁などの汁物に入れていただくと、最高の出汁になります。

写真は文政5年、西暦でいうと1818年、徳川家斉が将軍の時代の諸国鰹節番付表です。
この中で、最高位の大関に格付けされているのが、薩摩の役島（屋久島）節と土州（高知）の清水節です。古来から屋久島では鰹節や鯖節が作られ高く評価されてきました。それだけ、良質な鰹や鯖が水揚げされ、加工するのに適した風土となっています。

上の番付表が現存する歴史ある馬場水産は、屋久島の北部、一湊地区で鯖節、鯖の燻製を作っています。
屋久島近海で獲れるごま鯖は、鯖節やスモーク鯖には最適な脂ののりのもの。脂がのりすぎず、少なすぎずというものが最適です。
燻製には豊富な水と常緑広葉樹が必要です。屋久島は日本の中でも降水量が非常に多い島ですので、水も常緑広葉樹も欠かすことがありません。そのため、旨味が凝縮されていて非常に風味あふれるスモーク鯖に仕上がっています。

スモークされた鯖は人の手によって一本ずつ中骨を抜いていきます。包丁でカットし、真空パックしたものを蒸気釜で殺菌してありますので、常温で90日保存できて、美味しくお召し上がりいただけます。