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ゲンコウ
佐賀県唐津市浜玉町
11月から4月
馬渡島に自生していたのを富田農園が現代に蘇らせた幻の柑橘「ゲンコウ」
佐賀県で希少な農産物を栽培する富田農園
富田農園さんは佐賀県唐津の浜玉町で代々農業を営まれています。この地はハウスみかんの産地なのですが、現園主の富田秀俊さんは仏手柑、ゲンコウ、菊芋などといった他の人がほとんど取り組んでないものを生産されています。

ほとんどノウハウがない農産物を栽培するので、だれも方法を教えてくれません。富田さんは創意工夫を凝らし、独自のノウハウを蓄積されてきました。そのため、富田さんが作るものは、富田さんが生産量日本一のものばかりです。
その一つがゲンコウ。玄界灘に浮かぶ馬渡島に自生していた木から接木し、何年もの歳月をかけて栽培までこぎつけた幻の香酸柑橘です。
希少な農産物を独自のノウハウで栽培する冨田さん
幻だったゲンコウを現代に蘇らせる
ゲンコウは玄界灘に浮かぶ馬渡島に自生していた香酸柑橘です。香酸柑橘は、柚子やカボスといった果汁の酸味を薬味として味わう柑橘を指します。富田さんは馬渡島に自生していたゲンコウに可能性を見出し、自身の農園に移して栽培を始めました。2000年ごろまでは誰も見向きもしなかった柑橘です。

ゲンコウの由来ははっきりしていませんが、この島に渡ってきたスペインの宣教師が持ち込んだのではないか、と富田さんは推測しています。宣教師は布教活動のために、母国から手土産を持ってくるのだそうです。富田さんはスペインの知人に調べてもらったところ、似たような柑橘が存在するとのことでした。

富田さんは当初ゲンコウを自力で栽培し、ノウハウを蓄積しました。今は唐津の名産にしようと尽力されています。
由来がはっきりしないほど幻の柑橘ゲンコウ
ミシュランの料理人も愛用するゲンコウ
京都ミシュランに掲載されている予約がとれない懐石料理店が、このゲンコウを愛用しています。ゲンコウは酸味がありますが、味わいはまろやか。香りが強すぎないので、料理の繊細な風味を邪魔しません。京都の繊細な料理にもうまくマッチするそうです。

唐津の名産でもある牡蠣にもよく合います。特に唐津の牡蠣は塩味が濃いのですが、ゲンコウをふりかけると、その味わいが絶妙になります。また、牡蠣の臭みを消すのではなく、磯の風味や旨みを引きたててくれます。
ゲンコウはかなり幅広く料理に合います。焼き魚や肉料理、焼酎で割っても美味しい。それも、主張が強すぎず、脇役に徹し主役を引き立ててくれるからです。

ゲンコウは11月ごろから収穫が始まり、春まで収穫できます。
他の香酸柑橘と違う特徴は、季節を経るごとに糖度が増すことです。酸味はあるので、みかんのようにはなりませんが、甘みが増すのでよりまろやかになり、季節ごとの料理によく合います。冬は冬、春は春の料理にマッチするのです。
牡蠣と相性はバツグン!
お届けについて
富田農園さんから直送いたします。
1個は小さいみかんほどのサイズです。写真左は1kgのゲンコウです。1kgで14個前後になります。
大量に生産しているものではありませんので、選別はできません。多少果皮に傷があったり、サイズに大小があります。また、専用にデザインした箱はないため、富田農園が持っているぶどうやいちじくの箱を使いますのでご了承ください。
希少で数が少ないため選別はできません。
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富田農園・佐賀県産ゲンコウ

こちらは予約商品です
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